これまでに様々な視点から、福島の広告手法や販促活動に対して記事を書かせていただいてきましたが、
もしかすると読者の皆様の中には、
結局、この会社は「チラシやテレビCMは効果が無くなったので、Web広告に切り替えてしまいましょう。」と言いたいだけなのではないか。
と、誤解されていらっしゃる方もおられるかもしれないと思い、この記事を書かせていただくことと致しました。
(当ブログ内の記事ではタイトルに「福島のチラシは効果がなくなってきている?」のような記事もありますが、そちらも最後までお読みいただければ、そのような誤解は解消されるかと思います。)
そのため、ここで改めて当カントリーアドがチラシやテレビCMなどに対して、そしてインターネット広告に関して、
どのような考えを持ち、そしてどのようなマーケティングを理想としているのかについて、お話しさせていただければと思います。
結論として
当カントリーアドとしては、
「ターゲット層に対して最適な広告手法を用いるべきである。」という原理原則を軸として、お客様の広告宣伝に関するご提案をさせていただいております。
また、「紙媒体やテレビCMはもう効果が出ないので、Web広告に切り替えましょう」などというある意味極端なご提案を差し上げたことは、ただの一度もございません。
地方において、特に高齢者などはインターネットの利用率は著しく低いため、Web広告での訴求力は弱まるであろうことが容易に想像できますし、
インターネット広告では訴求しきれないターゲット層も確実に存在するためです。
確かに、一つの事実として旧来の紙媒体などへの広告出稿費は減少しており、インターネット広告に対する出稿費は年々増加しております。
具体的には2019年の国内の広告費は約6兆9,381億円となっており、その中でも特にインターネット広告は6年連続の2桁成長となり、とうとうテレビ広告を超えるほどの人気の宣伝手法となりました。
詳しい割合は以下をご覧ください。
・インターネット広告:30.3%
・テレビ:26.8%
・新聞:6.6%
・雑誌:2.4%
・ラジオ:1.8%
・DM:5.3%
・折込:5.1%
・屋外:4.6%
※その他広告の割合については以下のリンクをご参照ください。
(出典:電通報 https://dentsu-ho.com/articles/7161)
しかしながら、紙媒体を情報収集のためのメインとされている方も当然ながら一定数いらっしゃいますし、ターゲットの年齢層が高めの場合には特に折込チラシや新聞広告、DMなどもまだまだ効果が期待されます。
さらに、テレビの影響力はいまだ圧倒的なものであり、現在でも多くの企業が出稿されています。
このような状況を鑑みた上で、「紙媒体やテレビよりもインターネットで広告を出稿しましょう」と一辺倒のご提案を行うことは、
非常に非現実的であると言わざるを得ません。
地方のマーケティングに大事なこと
「ターゲット層に対して最適な広告手法を用いるべきである」という原理原則を軸としながら、
クライアント様のターゲット層に対して、一番響く訴求が行えるのはどんな広告手法なのか。場合によって紙媒体とWeb広告、紙媒体と看板広告、テレビCMとWeb広告などといった、
いわゆる”メディアミックス”も視野に入れながら、市場を俯瞰した上で効果的な広告手法を取捨選択することが大事である、とも思っております。
新たな選択肢にも目を向ける柔軟さ
ある意味では、現代は一つの過渡期にあると言えるかと思います。
紙媒体を主な情報収集源とする世代、紙とデジタル(インターネット)を行き来する世代、そしてデジタルネイティブと呼ばれる若い世代、
現代はこのような様々なスタイルの世代が混在しております。
福島の企業のマーケティングを考えていく中で、従来のテレビCM、折込チラシ、DMなどの宣伝手法は当然ながら、
そこへ新しい選択肢としてインターネット広告があるということを、まずは”知っていただきたい”。とそのように考えております。
インターネット広告(Web広告)とは一体何なのか。そして自社にとってどのようなメリットをもたらしてくれそうなのか。
その部分について、これからも微力ながらもその魅力やメリットについてお伝えし続けていきたいと考えております。
福島のWebマーケティングはまだ始まったばかり
「Google Analyticsって何?」「SEOってどういうこと?」など、福島においてWebマーケティングに関することはまだまだ知られていない状況にあります。
しかし、福島県内ではすでに様々な広告代理店様やマーケターの方々が情報発信を始められており、
個人的に、福島のWebマーケティングはこれからどんどん盛り上がってくるのではないかと勝手ながらワクワクしております。
しかしながら一方では、首都圏と違いWebマーケティングが福島に十分浸透していくまでには、もう少し時間が必要なのではないかとも感じてもおります。
当「福島のWeb広告ブログ」は、まだまだ影響力が小さなブログではありますが、「福島の皆さんにもっとWebマーケティングを知っていただきたい!」という熱い思いを力の限り込めて書かせていただいております。
私のちっぽけな知識・経験の中でも、少しでも福島の皆様のインターネット上のマーケティングを後押しさせていただけるお手伝いができれば、
これほど嬉しいことはございません。
Web広告やWebマーケティング、インターネットに関わる疑問や不明な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談をいただければと思っております。
長文となりましたが、最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
改めまして、今後とも何卒よろしくお願い致します。
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