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福島のWeb広告、東京のWeb広告

更新日:2020年8月27日


東京のWebマーケティングの状況

福島ではまだまだWeb広告に対する重要性が認識されていません。

(もちろん優れた広告運用者や広告代理店、自社で広告の運用をされていらっしゃる会社様もおられますが、絶対数でいえばやはり低い数値であると言えます。)

東京ではもはやWeb広告無しには宣伝活動を十分に行えているとは言えないほどに、各社その重要性を認識し様々なWebマーケティングを自ら勉強し、取り入れています。

それでは、福島と東京のWeb広告の間には、どのような差があるのでしょうか。様々なデータをもとに、比較検証していくこととします。

 

データから見る福島、東京

データの比較画像

では早速データを比較していきたいと思います。

■人口

東京都:約1,362万人

福島県:約190万人(東京の約7分の1)

参考:https://dashboard.e-stat.go.jp/

■インターネットの利用率(総合)

東京都:89.7%

福島県:79%(東京を約10%下回る) 参考:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc372110.html

■インターネットの利用率(PC)

東京都:70.0%

福島県:45.8%(東京を約25%下回る)

参考:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc252110.html

■インターネットの利用率(スマホ)

東京都:62.1%

福島県:47.2%(東京を約25%下回る)

参考:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc252110.html

■スマホ普及率

東京都:78.8%

福島県:69.8%(東京を約10%下回る)

参考:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200356&tstat=000001102495&cycle=0&tclass1=000001102516

■Facebook利用者数

東京都:460万人

福島県:28万人(東京を約432万人下回る)

参考:http://todo-ran.com/t/kiji/13949

■年間検索指数(回数ではありません)

東京都:100

福島県:38(東京を約62%下回る)

参考:Yahoo!検索結果(2015年1月〜12月、PCのみ)

以上のようになっています。

人口を含め、全ての面で東京が福島のデータを上回る結果となりました。ではこれらのデータからどのようなことが言えるのか、一つずつ見ていきたいと思います。

まずは、インターネットの利用率(総合・PC・スマホ)を見て見ると、やはり東京の利用率約90%という高い壁は超えられないまでも、福島も約80%の人がインターネットを利用しており、この点からWeb広告に出稿するには十分なボリュームがあることがわかります。


注目すべき点としては、インターネットを利用する際に福島はPCよりもスマホを利用することが多いということでした。東京は反対にPCを利用する人の割合が多いため、これとは逆の傾向となりました。

スマホを使用する人のイメージ

このことから、仮にリスティング広告を出稿する上では福島はスマホに対して予算配分を多めにして出稿することで、成果の最大化につながる可能性が高いということになります。

こうやって単純にデータを比較しただけではありますが、都市部と地方の格差がこれだけあることが浮き彫りになってきました。

 

福島のWeb広告は東京より5年遅れている?

Webの世界はドッグイヤー

こちらの記事でもお話ししたように、Webの世界は「ドッグイヤー」と呼ばれているほどに、変化が非常に激しい業界です。常に新しい広告が生み出され、検証され、消費されています。

そんな中でまたよく言われる言葉が、「地方は東京より5年遅れている」というものです。これは実際に私も実感することで、いくつか理由が挙げられると考えています。

・Web広告を扱える人材がそもそもほとんどいない

・紙媒体やテレビCMなど、旧来の広告に頼りきりの会社がほとんど

・新しいことにチャレンジする予算が組めない

・会社の上層部はWeb広告に対して懐疑的

などがそれにあたります。

Web広告は極めようとすればそれはかなりの時間と経験を要しますが、始めようとさえすれば比較的簡単に、しかも低い予算から始めることができます。

まずは初めてみようと少しでも調べてみることが重要であると思っています。(実際にGoogleのリスティング広告を配信する際、1日の予算が1,000円を超えるアカウントに関しては、Googleの担当者によるサポートまで受けられます。)

しかし東京ではそういった旧来のすでにリスティング広告やディスプレイ広告は主軸としながらも、SNS広告と呼ばれる新しい広告が誕生し、さらなる成果獲得のために多くの企業でそれらの広告が試されています。

その中でも特にめざましいものとして、Instagramマーケティングが挙げられます。

よく聞くSNS広告としてはFacebook広告があるかと思いますが、すでにその利用ユーザーは頭打ちとなり、徐々に人気が薄れてきています。(とはいえまだまだ圧倒的なシェアを誇ってはいますが)

それに台頭するように登場したのがInstagramであり、現在日本では1,200万人を超えるユーザー数を誇るほどの人気サービスへと成長しました。

近年、そのサービス人気の高まりとともに、Instagram広告の有用性が注目されるようになってきています。その広告メニューは以下の通りです。

・写真広告:

通常のユーザーと同じような形式で任意の画像を配信できます。広告とわかりづらいくらいに自然な形で配信ができるため、ネイティブ広告のようにユーザーを集客することが可能です。

・動画広告:

最大30秒の動画を配信することが可能です。直接Webサイトへの誘導を促せるほか、アプリのダウンロードを行わせることもできます。

・カルーセル広告:

写真広告の進化版で、複数枚の画像をスワイプして閲覧できるようにした広告となります。複数枚の画像で訴求することができるため、興味を持ったユーザーへその場でより強力な訴求を行うことができます。

・ストーリー広告:

Instagramの昨日の一つであるストーリー機能の表示画面内に、画像もしくは動画を配信することができる広告です。

また、Instagram内の広告ではありませんが、Instagramで生計を立てている人たち、通称Instagramer(インスタグラマー)と呼ばれる、Youtuberのような人たちがいます。

その中でも数万規模でフォロワーがいる人気のモデルなどに自社の商品をInstagram内で紹介してもらうことで、自社の認知度やブランディングを行うサービスなども展開されており、様々な企業が実際にトライアンドエラーを進めている状況です。

 

終わりに


こういった情報は、もちろんインターネット上にゴロゴロと転がっていますが、そもそもそういった広告があることすら知らない人が多いのが地方の現状なのではないかと思います。

つまりはこういった情報の鮮度が高いものを即座に取り入れ、実践していけるだけの環境が整っていないのが地方のWebマーケティングの状況ではないかと思うのです。


しかしながら、先述致しました通りインターネット上にはWeb広告に関する非常に役立つ情報が、とても豊富に用意されています。


もしご自分でWeb広告に取り組まれたい・勉強していきたいと思われるのであれば、福島にいたとしてもインターネットさえ見れる状態であれば、容易に勉強ができるのが現代の素晴らしい環境でもあります。


福島にいながらWeb広告(特にリスティング広告)を学ぶ方法については、詳しくかつわかりやすくまとめているつもりではございますので、ご参考としていただければこの上なく嬉しく思います。

カントリーアドでは、基本的なSEM周りでのコンサルティングはもちろん、状況に応じて複数の広告の中から最適と思われるものを選定・プランニングし、提案・改善をすることが可能です。


しかしながら、現段階においてはまず福島の皆様にWeb広告について”知って”いただくことこそが、最優先ではないかと考えてもおります。

福島の企業のWeb担当を目指すものとして、もちろんリスティング広告の運用代行のご依頼や、ホームページの改善のご依頼を頂けるのはとても光栄で嬉しいことではございますが、


「福島のWeb広告ブログを見て、自分でGoogle広告始めたよ」「自社で広告運用する時に、あの記事が役に立ったよ」というお言葉をいつか皆様から頂けるような機会があれば、


これもまた最高に嬉しいことだと、勝手ながら想像を膨らませております。


これからの福島を生きる一人の福島県人として、これからも皆様のお役に立てるような記事を書いていけるよう、がんばってまいります。



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